季節のおすすめ-雛祭り-
雛祭りの御案内
最終更新:2019年1月1日
雛祭りがこの日に当たり、正式には上巳(じょうし)の節句といいます。古来中国から伝わった三月の初めの巳(み)の日という意味からですが、ちょうど桃の花が咲く頃でもあり、お節句を祝うのにふさわしいことから、今では桃の節句という美しい名で親しまれています。
雛祭りの歴史
平安時代、上巳の節句の日に人々は野山に出て薬草を摘み、その汚れを祓って健康と厄除けを願いました。
この行事が後に宮中の紙の着せ替え人形で遊ぶ「ひいな遊び」と融合し、自分の災厄を代わりに引き受けさせた紙人形を川に流す「流し雛」へと発展してゆきます。
室町時代になると、この節句は三月三日に定着し、やがて神の雛ではなく豪華なお雛様を飾って宮中で盛大にお祝いするようになりました。
その行事が宮中から武家社会へと広がり、さらに裕福な商家や名主の家庭へと広がり、今の雛祭りの原型となっていきました。
災厄除けの守り神
雛祭りは、高貴な生まれの女の子の厄除けと健康祈願のお祝いとしての「桃の節句」が庶民の間にも定着していったお祝いです。
ですから単なるお祭りではなく、お七夜やお宮参りと同じく女の赤ちゃんの健やかな成長を願う行事、いうなればお雛様は赤ちゃんに降りかかろうとする災厄を、代わりに引き受けてくれる災厄除けの守り神のようなものです。
現在は女の子のお祭り意識だけが残っていると感覚ですが昔からの伝統のお祭りを意識するのも楽しくなると思います。
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